【川崎散策】歳はとったが、変わらない【後編】
川崎散策、そろそろ記憶も曖昧になってきているので、後編を書き上げて最後としよう。
居酒屋から出てカラオケへ。
この友人とカラオケには思い出があった。
高校を卒業後、私は福岡の専門学校に入学、友人は就職したが福岡に配属されたため、高校から引き続き交友関係が続いていた。
専門学校で酒を覚えれば、友人も職場で酒を覚え、休みは二人で飲みにいき、いつものメニューを頼んで3~4時間を潰し、そのままカラオケに行って朝5時まで歌い続ける。
そして、近くの私の家に行き、コンビニ飯を食って寝る。
そんなことを月に2,3回やっていた。
当時は一人暮らしを始めたばかりで不安もあったのだろうが、今考えるとよく毎週遊んでいたなと思いつつ、良い思い出だった。
カラオケでは当時の歌っていた曲を歌い出す。
当時はカラオケにも慣れておらず、叫ぶように歌っていたが今は上達して少しまともに歌えるようになった。
だが、友人の前ではそんなことは関係ない、昔のように叫び、笑い、手を叩く。
ひとしき懐かしの曲を歌い終わったら、次は今聴いている曲や共通で関心がありそうな曲をいれていく。
楽しい時間だったが、体力は昔ほど無かったようだ。
夜中の2時あたりには声も枯れ、疲れを感じさせてきたので退店し、ネットカフェを探す。
近くに銭湯にも入れるネットカフェがあること知り、これはいいぞと空きがあるか確認すると満室、土曜だしな〜と言いつつ、ネットカフェを回っていく。
2件目満室、3件目満室。
空いているところは無いのではないか?と少し心配になりながら時間としては2時半、半分諦め気味に4件目のネットカフェに突入。
会員登録をしてからでないと席に空きがあるかわからないという状況、半分賭けで会員登録。
確認すると空きが!これは救いだ。
しかも二人同室となるが、かなり広い個室でエアコンも個別についている。
寝るのにもちょうど良い広さがあり、シャワーを借りた後に就寝。
翌朝、10時に起床し、友人が家系ラーメンを食べたことがないとのことだったので、近場の家系ラーメン屋に。
私自身も久しぶりだったので、あぁこんな味だったなと思いながらライス一杯と美味しくいただいた。
その後、喫煙所で煙草を吸いながら昔と何も変わらんなと話ながら、そりゃそうでしょと言われそれもそうかと納得した。
見た目は少し老けた、私は前髪が後退したが中身は高校のときから変わらず、少し擦れてはいるが馬鹿なままの30歳になれそうだ。
友人と京急川崎駅で別れ、帰路へ。
15歳からの付き合いで30歳になる今年で人生の半分の仲だ。
他にもう一人二人、共通の友人もいるので旅行など行きたいなと話したので次の再開は意外と近いのかもしれない。