夜行性、三十路の日々日記

趣味、仕事の技術などの試行錯誤の記録

【映画】トゥルーマン・ショー

引越しもひと段落して、映画を一つ観ることが出来たので、今回は映画感想を。

今回観た映画はトゥルーマン・ショー

拙い感想記事ですが、ネタバレを含みますので気になる方はお控えを。

 

名前は聞いたことがあったので有名な映画なんだろうなと思いながらも、前情報ゼロだったのでコメディーなのかホラーなのかも知らずに視聴開始。

 

前半はトゥルーマンの順風満帆な生活が描かれていますが、割と早い段階で物語が進みだしました。

導入から説明がありましたが、テレビ番組として一人の人間の人生そのものに密着?して放送している世界観は中々衝撃的。

今の時代に本当に実行していたら抗議の方が多そうだとか考えながらも、死んだはずの父親が現れてからトゥルーマンが疑問を抱き、物語が進んでいきます。

街の人間は全てエキストラ、親友も妻も隣人も全て嘘偽りの関係と考えるとある意味ホラーですが、唯一、学生時代に本当に恋に落ちた一日だけの恋人の言葉が彼を動かし、そして会いにいくために最終的に船で逃走を図ります。

最後にはテレビ番組の総監督、閉じた世界の神のような存在(実際にその島の中の天候やエキストラを操る様子は神でした)と対話し、それでもトゥルーマンは外に出ることを選び、物語は終わりました。

 

もしも自分が生まれた瞬間から小型カメラで密着されていて、そのためだけに作られた島で何も知らされずに暮らしていたら、きっかけがあったとしても気づけるでしょうか。

そして外に出る決心ができるでしょうか。

 

この映画を視聴し終わったときの感想としては、まずはそれでした。

生まれた瞬間から例えたえず見える位置にカメラが密着していても自分はそれが普通なのだと刷り込まれていれば絶対に疑問に思うことは無いでしょうね。

また、自分の世界が綴じられているものだと知ったとき、道の世界へ一歩踏み出す勇気といったら震えるほどのものになりそうです。

 

上記のような無粋な感想を抱きながらも、映画自体は非常に面白く、主人公以外全てエキストラだがそれでも人間なのだというところに面白みを感じました。

主演のジムキャリーの演技と豊かな表情もトゥルーマンの魅力の一つだと思います。

イエスマンや他にも幾つか出演されている映画を観ていると思いますが、他にも主演されている映画を観てみたいと思える映画でしたので、観たことのない方は是非。

 

ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

映画や小説の感想、今まで言語化したことが読書感想文くらいだったので思った以上に書けずに驚きました。

しかし、自分が苦手としている表現力や物事を言語化・説明するということの練習には丁度良いと感じましたので懲りずにまた書いていきたいと思います。